2013-08-16

初テント泊! 白馬縦走

山行はいつも日帰りでしたので,ずっとテント泊に憧れていました。そして今年,ついにそのチャンスが。どこへ行こうか検討した結果,定番の一つ,白馬岳縦走に決定。登りは猿倉から,白馬大雪渓を登り,頂上山荘でテント泊して,白馬大池から栂池に下山する計画としました。


前日の夜中に八方第2駐車場に到着して車中泊。すぐ隣の八方バスターミナル6時発猿倉行きに乗車。猿倉はすでに大勢の登山客でいっぱいでした。登山計画書を提出していざ出発!1時間ほど林道を歩くと白馬尻小屋に到着。これから大雪渓かと思うとワクワク!


大雪渓は平日にもかかわらず渋滞。軽アイゼンをつけてざくざくと登ります。冷たい風が心地よい。今年は雪解けも早く進んでいるようで,クレバスがいくつもあったりして回避のために秋道を通ったりしながら,2時間近く登ってようやく大雪渓終了!


大雪渓を過ぎるとたくさんの花。黄色いのはシナノキンバイ。


ハクサンフウロ。


左に白馬三山の一つ,杓子岳を眺めながら登ります。なかなか格好いい山ですね。


イワギキョウ。


猿倉から約5時間半かけてようやく12時に白馬頂上山荘に到着。登ってくる途中はよい天気で,テント設営後すぐに白馬岳に登ればよかったのですが,疲れもありテントの中でコーラで一服したらだらだらと過ごしてしまいました。まだ昼過ぎで,時間をもてあましてしまいました。周りのお花畑に散歩でも行けば良かったのに。

夕方にはこの辺はガスに包まれ,夕焼けも見れずに,食事後早々に就寝。ところが夜中から強風が吹き出してテントが大揺れ。何とか寝付くことはできましたが,早朝4時頃?すでにテントをたたむ人たちの気配で目が覚めました。日の出は5時でしたが,やはりガスの中でご来光も拝めず仕舞い。食事,テント片付けなどをしてゆっくりと,7時過ぎに出発しました。


視界約5mほどの中,白馬岳に向かいます。途中はたくさんの花。上はダイモンジソウ。下はミヤマクガワガタ。昆虫みたいな,変な名前ですがかわいらしい花でした。



白馬岳到着!時折青空が真上に見えるものの,強風とガスで周りの展望はほとんどなし,


白馬岳を過ぎて,白馬大池方面に向かって歩き始めるとほどなくして,だんだん青空が見えてきました。上は,これから歩く稜線と小蓮華山。


チングルマ。これは花が終わった後の,種だそうです。花よりこっちの方が好きです。


天気はほぼ快晴になりました。後ろを振り返って,左から鹿島槍ヶ岳,杓子岳,白馬岳。白馬鑓は杓子の陰かも。


コマクサ。一昨年,鹿島槍で初めて目にして感激しました。この花は,アルプスの稜線のような,強風の吹く厳しい環境を好むようです。


とうとう白馬大池が見えてきました。テント場を出発して約4時間で白馬大池に到着。その後2時間超歩いて,栂池自然園に下山しました。

初テント泊,初めてのことばかりで楽しい山行となりました。でも課題もたくさん。夕焼け,日の出が見えなかったこと,テント設営後の過ごし方,食事など。また,一人でのテント泊はずっと一人になりがち。ちょっと人がこいしくなりますね。

2013-08-01

爺ヶ岳へ

仕事関係がやっと落ち着き,夏休み山行の手始めに,北アルプス爺ヶ岳へ日帰りで行ってきました。

天候にも恵まれ,周辺の山々の景色,花々,爽やかな風と空気を楽しんできました。

今回思ったこと,高齢の団体登山がとても多かった。そして,小学生の女の子を連れた家族やお父さんが目立ちました。

自宅を朝5時半に出て,戻ったのが18時過ぎ。やはり日帰りの北アルプスはハード。次回はテント泊でゆっくり行きたいものです。

ギンリョウソウ

イワカガミ

途中,雪渓2箇所を通過

チングルマ

種池山荘と,バックの立山連峰

南峰と鹿島槍

中峰と立山

コマクサ

荷揚げのヘリが何度も往復

2013-05-06

恒例の飯縄山

今年もGWに長野市の飯縄山に登ってきました。

毎年同じではつまらないので,今年はご来光を,と計画していたのですが,見事に寝過ごしました。深夜12時過ぎに登山口着,車中泊しましたが,体調不良気味な上に,睡眠時間3時間弱は無理がありました。周りがうっすらと明るくなった頃に起床。5時過ぎに出発。すでに東の空が明るくなり,歩行中に日の出があったようです。

花の時期でもないので,一工夫しないと飽きてしまいます。来年こそはご来光を狙います。


南峰の飯縄神社

南峰付近から北峰までの稜線には残雪があります。


北アルプス方面はぼんやり。

左から,戸隠,高妻,焼山,火打,妙高,黒姫です。
 
見つけた花はスミレぐらいでした。

2013-05-01

春の花々 共生の森にて

坂田山共生の森も,春の花たちが咲き始めました。
大好きな花,イカリソウも無事でよかった。

スミレ

ウグイスカズラ


イカリソウ

モミジ

ヒトリシズカ

2013-04-14

残念な里山保全

4ヶ月ぶりに坂田山共生の森へ。雪のある時期からずっと来ていませんでした。
きれいな夕日を眺めてから,遊歩道,まつぜみの径へ。何やら工事?地すべり防止か何か,と思って行って見たところ…。

どうやら電気柵か何かでしょうか。遊歩道のすぐ近く,5mほど山側に広範囲にわたって設置されていました。その周辺の樹木はすべて伐採。ここを歩くときはいつも楽しみだったサンショウの木も無惨に跡形なし。そして伐採されたサンショウ,コナラ,サクラなどの樹木,枝は遊歩道沿いに雑然と積まれていました。イカリソウの群落があったはずの場所にも…。

この場所,位置に設置しなくてはいけなかったのでしょうか。確かに山すそには畑,田んぼが広がっています。イノシシなどの被害が多かったのでしょうか。もう少し上方にでも設置して,遊歩道周辺の景観は現状維持できなかったのでしょうか。

大変残念でした。ここを訪れる楽しみの半分がなくなってしまいました。

所詮,自分はお客さんとしてここを訪れるだけ。地元の方にはいろいろな事情があるのでしょう。

柵越しに,至近距離にじっとたたずんでいるカモシカと遭遇。人間のやることは訳分からん,とでも思っていたのでは。




2013-04-07

長野のカタクリ

毎年恒例,長野市は里島発電所近くのカタクリ群生地を訪れました。地元紙でも紹介されたようで,次々とお客さんが来ていました。

カタクリの場合,花が開いて,そして開ききって,花びらが反り返るぐらいが一番きれいですよね。今日はまだそこまでいっておらず,9分咲き?という感じでした。

でも,鮮やかな紫の,小さな花が一面に咲いている姿は,うっとりしますね。今週半ば頃がピークかも知れません。

年度初めの疲れた心と体を癒してくれました。

(ちなみに,今回デジカメをうっかり忘れてしまい,すべてiPhoneでの撮影です)





2013-03-31

志賀山スノーハイキング

今シーズン,2回目のスノーハイキング。
ローカルの知り合いから教えていただいたおすすめの場所,志賀高原へ行ってきました。
事前の予報では雨でしたが,幸いにも,前日から好天の予報に変わりました。週間予報はあまり当てになりませんね。

運休の前山スキー場から,ワカンジキを履いてゲレンデを直登します。まもなくして前山山頂へ。小休憩の後,数日前のトレースを頼りに,とりあえず渋池方面へ。

横手山をバックにした渋池を通り過ぎます。最初は目的地はしっかり決めていませんでしたが,左に見える志賀山を眺めると何だか登れそうな気分に。せっかくなので行くことにしました。下から見ると低く見えますが,歩き始めると急勾配がずっと続き,結構しんどいのですが,天気の良いおかげで最後まで頑張ることができました。

途中標識があり,さらに励まされて頂上へ。そこは裏志賀山でした。山頂標識は雪の下?で見つかりませんが,志賀高原の山々と下には大沼池が見えました。適当な場所でランチ休憩。

この後,志賀山に行くかどうか迷いましたが,行けるところまで行ってみることにしました。いったん鞍部に下りると,雪の壁が垂直に見えます。ワカンとキックステップで慎重によじ登って行き,途中でカモシカを見ながら,何とか志賀山山頂までたどり着きました。こちらには先人のトレースが少し付いていました。木々に遮られて眺めはそれほではないですが,浅間山や四阿山,もしかして蓼科山も見えて満足です。

ここからの下りは,真下に見える名前の分からない池を目指して急坂を気をつけて下ります。何度か滑って転びながらもたどりつき,その後はトレースが消えてしまいましたが,あてずっぽうで谷に下りていくと,見覚えのある足跡。何とか元の道に戻れたようです。

予想以上に好天に恵まれ,顔は雪焼けで真っ赤でした。
歩くだけならスノーシューでも良かったと思いますが,志賀山まで行くにはワカンで正解でした。山スキーは勾配が急過ぎて登りは難儀したことでしょう。

雪のないシーズンにも訪れてみたいと思えた良いコースでした。
四月からの多忙期を前に,ちょっと一息つけた春休みの山行となりました。

ゲレンデをほぼ直登して約30分で前山到着。

横手山を背景に渋池。夏の時期も素敵な景色でしょうね。

野うさぎの足跡。

行程中,ほぼずっとトレースがあり安心して歩けました。(裏志賀山は別)

志賀山付近で雪の上に出ていた唯一の標識。これがなければここはどこ?状態でした。

裏志賀山からの眺め。下は大沼池。赤石山,岩菅山,東館山かな。

裏志賀山からいったん鞍部に下りて志賀山へ。雪の壁をよじ登ります。

大きな足跡はカモシカだったのかな。何だかほっとしました。

志賀山からは浅間山,四阿山も見えました。